今日　11月22日は「わん・にゃん・にゃん」の語呂合わせから「ペットたちに感謝する日」(THANKS PETS DAY)だそうです。他には「いい夫婦の日」や「大工さんの日」「長野県りんごの日」「ふるさと誕生日（和歌山県）」などがあるそうです。

皆様のお家にも、大切な家族の一員である犬・猫、あるいはその他の動物たちがいるでしょうか？
仕事で疲れて帰ってきた時のあたたかい出迎え、何も言わずに寄り添ってくれる優しさ。 彼らは私たち人間に、計り知れない癒やしと喜びを与えてくれます。 今日はそんな彼らに、改めて「ありがとう」を伝える日です。

愛するペットのため「もしも」の場合を考えたことはありますか？
美味しいおやつをあげること、たくさん撫でてあげること。 これももちろん素晴らしい感謝の形です。
しかし、行政書士として私はもう一つ、「未来の安心」というプレゼントを提案したいと思います。

皆様は、ご自身に「もしものこと」があった時、残されたペットがどうなるか想像したことはあるでしょうか？ 「親族が引き取ってくれるだろう」と漠然と考えていませんか？

実は、日本の法律ではペットは「モノ（財産）」として扱われてしまいます。 飼い主様が亡くなった後、相続人が必ずしもペットを引き取れる環境にあるとは限りません。最悪の場合、行き場を失ってしまうケースも決して少なくないのです。

そこで「遺言書」の活用です。
ペットの将来を守るためによく提案されるのが「負担付遺贈（ふたんつきいぞう）」という方法です。
これは簡単に言うと、
「私の財産の一部（預貯金など）を渡す代わりに、ペットの世話を最期まで責任を持って見てください」という遺言をあらかじめ残しておくものです。
・新しい飼い主（受遺者）を指定する
・飼育費用としての財産を遺す
・「負担（飼育）」が守られない場合の取り決めをしておく
これらを法的に有効な遺言書として残すことで、口約束だけでは守れないペットの未来を確実に守ることができます。

ペットは自分で弁護士を雇うことも、権利を主張することもできません。 彼らの命と生活を守れるのは、飼い主である皆様だけです。
「ペットたちに感謝する日」。 今日はおやつをあげながら、少しだけ彼らの将来について考えてみませんか？
「うちの場合はどうするのが一番いいの？」 そう思われた方は、ぜひご相談ください。

大切な家族を守るためのお手伝いをさせていただきます。

【ご案内】
12月7日（日）10時から
亀岡市にあります、関西盲導犬協会様にて「終活セミナー」の講師として参加させていただきます。
盲導犬の訓練施設も見学できますので、是非お越しください。よろしくお願いいたします。

著者行政書士杉本正宏

杉本行政書士事務所
大阪府豊中市

地元豊中市出身の行政書士です。
地域の皆様のお力になれるよう、豊中市役所近くの商店街に事務所を開設しました。
よろしくお願いいたします。